話を聴こうと顔を近づけたはずみで
という偶然を装った、初めての
互いの気持ちをちゃんと確認したくて
唇よりも相手の目をずっと見ていた、2回目の
幸せで
小刻みに震える自分を感じながらした、3回目の
突き上げてくる欲望の勢いそのままに
噛み付くようにした、夜の部屋での
カメラから隠れるように
扉の陰でした、あの日の午後の
相手を起こさないように
でもホントは起きてと願いながらした、
ベットの上での
その先に見ているものが果たして同じか
不安になりながらした、ソファーの上での
こんな時だけ兄貴ヅラするなよと思いながらも
拒めなかった、キッチンでの
急にはっきりした近い未来と
遠くてぼんやりしたままの将来に
動揺して求めた、夕方のクルマの中での
歳を重ねるほど
何が正解か分からなくなってくるけれど
君だけは確かだと思えた、ついこの間の
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