ほしばなし

JK & JMに触発されて書いた、短いお話

kiss.

話を聴こうと顔を近づけたはずみで

という偶然を装った、初めての

 

互いの気持ちをちゃんと確認したくて

唇よりも相手の目をずっと見ていた、2回目の

 

幸せで

小刻みに震える自分を感じながらした、3回目の

 

突き上げてくる欲望の勢いそのままに

噛み付くようにした、夜の部屋での

 

カメラから隠れるように

扉の陰でした、あの日の午後の

 

相手を起こさないように

でもホントは起きてと願いながらした、

ベットの上での

 

その先に見ているものが果たして同じか

不安になりながらした、ソファーの上での

 

こんな時だけ兄貴ヅラするなよと思いながらも

拒めなかった、キッチンでの

 

急にはっきりした近い未来と

遠くてぼんやりしたままの将来に

動揺して求めた、夕方のクルマの中での

 

歳を重ねるほど

何が正解か分からなくなってくるけれど

君だけは確かだと思えた、ついこの間の