ほしばなし

JK & JMに触発されて書いた、短いお話

点滅

目の奥で光がチカチカ点滅する。

フラッシュの明かりか

携帯の通知か。

 

眠い眠い。

 

頭上で飛び交う

全く理解できない会話も止んだ。

 

眠い眠い。

 

行儀の良い肌触りの服も脱いだ。

万年発情してるかのような

香水の匂いからも解放された。

 

眠い眠い。

 

こんなに眠いっていうのに

脇腹に触れる指が自分を覚醒させる。

ゲームしてたんなら

泊まってくればよかっただろ。

 

布を引く音がして

点滅が唐突に終わった。

 

「雪降ってるよ」